家の価格の内訳

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けーいちです。 今回は、注文住宅で家を建てる際の、家の価格の内訳についてお伝えしていきたいと思います。

 

こんな人にオススメ
  • これから注文住宅で家を建てることを検討している方
  • どこにお金が掛かっているのか知りたい方
  • ハウスメーカーを選ぶ上で、何を重視するべきか考えている方
  • これから住宅展示場に足を運び、各社の比較をしようとしている方

 

 

家を建てる際に掛かる費用の種類

私はヘーベルハウスで契約を行いましたが、建築費用の見積もり金額として下記のような項目がありました。

躯体工事

躯体工事には、仮設工事、基礎工事、躯体工事の3つの項目が含まれています。

この工事はいわゆる家の骨組みを作るまでの工事です。

この工事が最もハウスメーカーごとに異なる作り方となる部分で、いわゆる建築工法によって異なる部分となります。

木造の代表といえる「木造軸組在来工法」の場合は、基礎の上に木の柱と梁で骨組みを組んだ上で、筋交いという斜めに木を入れることで耐震性を向上させる工法ですが、このような工法の場合、骨組みと筋交いなどが入り、床を作る土台となる板などが入り、更に外壁用の板が入るところまでがこの躯体工事となるかと思います。

また、私の契約したヘーベルハウスの場合は、鉄骨造となるため、基礎の上に重量鉄骨または軽量鉄骨で骨組みを作り、制振装置を入れ、ヘーベルで床を作り、ヘーベルで外壁を作るところまでが躯体工事となります。

外部工事

外部工事には、外部共通工事、外部建具工事、外部付帯工事の3つの項目が含まれていました。

この工事は、外壁塗装や防水工事、窓やベランダといった建物でも外に接している部分の工事になるようです。

外部共通工事の内容としては、外壁への塗装やシーリング工事、防水工事などとなります。

外部建具工事の内容としては、玄関ドア、窓、シャッターなどとなります。

外部付帯工事の内容としては、玄関ポーチ、ベランダなどとなります。

ちなみに、ヘーベルハウスのウリの一つでもある「そらのま」はいわゆるキャンティベランダのような形で作られることが多く、この部分の工事は、外部付帯工事の中で行うものになります。

内部工事

内部工事には、内部共通工事、内部建具工事、部屋工事、その他設備・付帯工事の4つの項目が含まれていました。

この工事は、主に建物内の建具(ドアなど)やフローリング等の床材、クロス(壁紙)、キッチンや浴室、トイレ等の各種設備、電気給湯器やコンセント等の工事が含まれます。

内部共通工事の内容としては、主に各内部工事で使用する造作材の費用や、床・壁・天井の下地工事(トイレ防音仕様、床防音等の加工を含む)などとなります。

内部建具工事の内容としては、各部屋の建具(ドアなど)の費用となります。

部屋工事の内容としては、床材貼って仕上げる工事や、壁や天井のクロス、各種収納の設置や造作、照明のスイッチ、キッチンや浴室、トイレ、洗面等の設備などいわゆるインテリアの代表的な工事や設置の費用となります。

その他設備・付帯工事の内容としては、電気給湯器(オール電化の場合)やコンセント、インターホンシステム等の付帯設備の費用となります。

 

以上の3つの工事(躯体工事、外部工事、内部工事)がいわゆる建物工事費として計上されており、多くの一戸建ての建物では共通して発生する工事となるかと思います。

これ以外にその他特殊工事、別途工事という項目が見積もりとしては建物工事費以外として計上されており、主には外構費用の概算、太陽光パネル、床暖房、照明やカーテン等の工事と、電気や給排水、ガス等の工事などが別途概算として計上されていました。

これらのその他特殊工事と別途工事は、施主の希望等により大きく変わってくる部分であり、更には外構工事などハウスメーカー以外に頼むことも可能な工事が含まれているため、今回の内訳からは除外いたします。 

価格の内訳(割合)

いよいよ本題の価格の内訳の発表です。

早速ですが、我が家の現時点での見積もりを例にした場合、下記が内訳となっていました。

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おおよそ半分が躯体工事に掛かる費用、内部工事は3分の1という結果になりました。

この内訳の割合については、概ねどのハウスメーカーさんで作られても大きくは変わらないようです。

これを見ると分かることは、恐らく住宅展示場等で営業さんなどに案内してもらわずに自由に見ることをした場合、多くの人がおしゃれに配置されたインテリアなどに目が行きがちになるかと思います。

しかし、それらの内装費用は全体の3分の1に過ぎず、一番費用が注ぎ込まれているのは、あまり目にすることがない、建物の基礎や骨組み部分となる躯体工事であり、外部工事と合わせると、実に7割程の費用を占める事になっていました。

ちなみに内部工事の明細を見た際に、比較的大きな費用が掛かっているものは、キッチンや浴室、トイレや洗面といった設備の費用となっており、これらは例えばTOTOやLIXILなどのメーカーのものを選んで導入することが多いため、実はハウスメーカーによって差が出るところではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こうしてみてみると各ハウスメーカーが躯体や外装にどのようなこだわりをもっているのかを知りたくなってきましたよね。

これから住宅展示場に足を運び、実際の目でハウスメーカーを比較してみると思われている方は、是非インテリアではなく、躯体や外装にどのようなこだわりがあるのかを営業さんに聞いて比較してみると良いのではないでしょうか?

 

とはいえ、実際に多くのハウスメーカーの中から自分の希望に合ったハウスメーカーを選びたいし、住宅展示場に行って見ても結局インテリアにばかり目がいってしまい選びきれないと思われている方に朗報です。

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