けーいちです。マイホームを購入する際、仮に総費用3,000万円でも、住宅ローンの借り方などによって、300万円〜500万円ほど違いがあるってご存知ですか?
今回は住宅ローンを賢く借りるためのポイントをご紹介します。
- これから住宅ローンを申し込もうと思っている方
- 1社、2社本審査まで申し込んでいるが、まだ契約には至っていない方
- 1,2年以内にマイホームを購入したいと思っている方
金融機関は複数申し込んで比較検討
住宅ローンで借りる金額が仮に3,000万円だとしても、金利が0.31%と0.45%では35年ローンの場合総返済額にして、約77万円の違いが出てきます。
私は信用金庫で借りたため、比較的金利は高く0.825%(ワイド団信の上乗せで実際には1.125%)で借りましたが、私のように過去に問題がある方でなければ、十分に多くの金融機関を対象として比較検討できます。
ちなみに、私の借りた金利(ここでは0.825%で計算)で同じように比較すると、約290万程多く支払うことになります。
この金利は、0.1%変わるだけで大きい変化になることが分かると思うので、複数の金融機関に事前審査を申し込み、自分がどの程度の金利で借りることができそうかを比較検討してみるのがよいです。
とはいえ、そもそも各金融機関の金利がどうか調べた上で、一行一行申し込んでいくのは手間がかかり過ぎます。
そこで、下記の住宅本舗さんなら、自分の借りたい条件でどの銀行がいくらぐらいの総返済額になるかなども分かりやすく比較でき、1度の入力で最大6銀行に事前審査を一括申し込みできます。
これで事前審査が承認されたところのなかで、最もお得に申し込める金融機関を選んで契約するだけで、数十万から数百万の節約ができてしまいます。
できれば自己資金を2割用意
上記で紹介した住宅本舗さんのサイトで、簡単なシミュレーションをして見るだけでも分かりますが、自己資金を少なくとも10%以上持っているだけで、優遇金利が適用され低い金利で借りることができる商品が多いです。
また、フラット35だと自己資金20%以上か否かで大幅に金利が変わってくる商品があります。
もちろん、自己資金が多く入れられるほうが、結果的に借りる額は少なくなり、総返済額も低くなりますし、自己資金が多いほうが審査も承認を受けやすくなります。
諸費用だけでも数十万の違い
住宅ローンを組む際に、金融機関によっていくつかの費用が発生します。
主な諸費用の内訳は下記の通りです。
- 事務手数料
- 保証料
- 抵当権設定登録免許税
- 司法書士手数料
- 印紙税
これらのうち、抵当権設定登録免許税は購入する土地や建物の金額などにより決まってくるため、どの金融機関でも同様ですし、司法書士手数料も相場がある程度決まっているため、10万円前後になることが多いです。
しかし、事務手数料や保証料は金融機関によってまちまちで、事務手数料だけで数十万円というところもあれば、私が契約した信用金庫の場合、事務手数料は11万円ほどでした。
また、保証料も金融機関や商品によっては0円というところもあれば、私の契約した信用金庫の場合は、100万円の借入あたり23,000円ほどの保証料という計算でした。
印紙税については、借入金額によって金額が異なります。
1,000万円超5,000万円以下の場合2万円、5,000万円超1億円以下の場合6万円の印紙税となります。
ただし、最近では金銭消費貸借契約を電子契約で取り交わさせてもらえる金融機関も増えてきており、電子契約の場合、契約書は紙ではなく電子となるため、借入金額に関わらず印紙税自体が不要となります。
これだけでも2万円〜6万円の節約になりますので、金融機関に確認してみると良いと思います。
上記で説明した諸費用についても先程の住宅本舗さんだと、各金融機関での大まかな諸費用がいくらになるかが簡単に比較検討できるようになっています。
住宅ローン減税は2021年9月まで
住宅ローンを借りた際の大きな節税として、住宅ローン減税があります。
この住宅ローン減税は、借り始めた1年目から13年間、所得税を直接減らしてもらえる制度となっており、結果的に給与の手取り金額が年間を通して見た際に、13年間もの間増やすことができる嬉しい制度です。
ですが、上記で13年間と書いていますが、本来は10年間の制度であり、3年延長されているのは、2021年9月までにハウスメーカーとの請負契約を行い、2022年12月までに入居することが条件です。
また、このタイミング以降に契約した場合、2022年度の住宅ローン減税は現在の減税率1%から大幅に減る可能性もあるため、ここ数年以内にマイホームを購入することを検討されている方は、今すぐ購入することで、数百万円節税できる額が変わってきます。
住宅ローン減税については、過去の下記の記事で紹介していますので合わせてお読みください。
まとめ
住宅ローンを賢く借りる上でのポイントを紹介してきました。
- 複数社一括事前審査を行う
- 自己資金を1割〜2割用意する
- 各金融期間で発生する諸費用を比較する
- 2021年9月までにハウスメーカーと請負契約を締結する
上記を行うだけで、少なくとも数百万円お得に借りることができるかと思います。
これから住宅ローンを申し込むという方は、是非ともこの一手間をかけてみてください。