そらのまの魅力

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けーいちです。 ここまでヘーベルハウスでマイホームを建てる上での間取りプランに関連した検討記事は、ほぼ一通り書いたかなぁと思いましたが、「そらのま」のことを書いていませんでした。

ということで、今回は「そらのま」についてお伝えしたいと思います。

 

こんな人にオススメ
  • 注文住宅で間取りプランを検討中の方
  • 注文住宅で建てるなら、こだわりポイントを設けたいと思っている方
  • 「そらのま」や「アウトドアリビング」について知りたい方

 

 

そらのまとは

「そらのま」はヘーベルハウスがコンセプトの1つとして打ち出している、アウトドアリビングの名称です。

アウトドアリビングというのは、リビングに隣接する室外の空間を、大開口の窓などでつながりを持たせた形で演出することで、開放感のあるリビングにすることが出来るものです。

 

アウトドアリビング自体は様々なところに設けることができ、1階の中庭としてデッキ等を設けリビングを広げた形の「そらから」

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最上階の一部を開放した「スカイコテージ」

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屋上に設けたプライベート空間として「ルーフトップ」

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そして、2階バルコニーをリビングの延長として広げた「そらのま」

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このように、アウトドアリビングだけでも様々な形があります。

 

それぞれ場所が違うだけではない、様々な特徴があるのですが、今回は我が家で採用した2階バルコニーの「そらのま」についてお伝えします。

そらのまの活用

そらのまは、2階リビングを広げた形のコンセプトとなるので、2階リビングの配置になっていることが前提となります。

また、そらのまでは、ルーバースクリーンという、縦に細長い板を入れた目隠しを入れることが多く、道路側にそらのまを配置した場合でも、外から中はほとんど見えないため、外からの視線を気にせず、太陽の光や風を直接入れることが出来ます。

 

そのため、2階リビングのメリットとして、外からの目を気にせず部屋着やパジャマ姿で日中過ごすことも躊躇いなく行える点が上げられますが、室外の空間であるそらのまでも同様に、ラフな格好でくつろぐことが出来ます。

私は普段、朝の支度をし終えるまでと、風呂上がりからは基本的にバスローブで過ごしています。

今はマンションで家の中を見られることがないため、2階リビングのときと同様にひと目を気にせずこのような格好で過ごしていられますが、目隠しも何もないベランダでこのような格好でくつろぐ気には中々なれないですよね。

しかし、そらのまは、ルーバースクリーンによって視線を遮ってくれて、それでいて直接外の空気を存分に味わいつつ、くつろぐことが出来る空間です。

常に部屋の中で過ごすよりも、こういった環境で気分を変えることが出来ると、毎日が充実感を感じやすいかなと思っています。

 

そらのまで朝食を食べることから1日が始まるのはいかがですか?

夏はそらのまでビニールプールをしたら、子供は大はしゃぎでしょう

また、そらのまでバーベキューをしたら開放的で楽しく美味しい時間を過ごせる上、室内で焼き肉などをした際の、終わった後の油の飛び散りや、匂いなども気になりませんね

近所の方や友人を招いてホームパーティーや、ビヤガーデンのようなことをするのも楽しそうですね

この他にも、テレワークで子供が幼稚園や保育園に行っている状況であれば、ちょっとした気分転換に、そらのまでお仕事というのも良いと思います。

 

いかがでしょうか?

恐らく建売住宅などでは、まず手に入れることがしにくい間取りの1つだと思います。

アウトドアリビングとして最初にいくつか紹介しましたが、2階建てで「そらから」(1階の中庭)を作るか、「そらのま」(2階バルコニー)を作るかだと、私は断然そらのまに魅力を感じ、これにより2階リビング一択となりました。

そらのまを検討する際の注意点

ヘーベルハウスでは、このそらのまをすごく推しています。

そのため、恐らくほとんどの展示場でそらのまを見ることが出来ます。

私も最初にヘーベルハウスの展示場に行った際に、すぐこの「そらのま」に魅了されました。

 

しかし、ここでまず1点注意が必要なのが、住宅展示場のそらのまは、基本的に広めの空間を作るため、ある種室内の部屋を狭くし、大きくそらのまを確保しています。

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イメージとしては、上記のように我が家の22.2帖のLDKのうち、約6帖ぐらいでしょうか、青枠で囲った部分を敢えて屋外の空間として作り、そらのまとして扱う感覚です。

これだとLDKの有効スペースは結局狭くなってしまうイメージとなり、”リビングを広げる”イメージとは逆になります。

ですが、住宅展示場ではこのそらのまを広く見せるために、このような間取りになっていることが多いです。

 

流石に我が家でここまでして、そらのまを設けることには抵抗があるので、キャンティベランダを配置しそらのまとしました。

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上記の様に、張り出した形でベランダを作り、そこをそらのまとして使えるようにしました。

「キャンティ」という言葉を私はここで初めて知ったのですが、下に柱がなく、支えがない状態で張り出した部分のことを言うそうで、我が家のこのそらのまの下には柱はなく、駐輪スペースとして使う予定です。

これであれば、敷地を有効活用でき、そらのまのために部屋を削ることなく設けられるので良いと思いこの形にしましたが、流石にキャンティされている部分は、あまり広く張り出すことは出来ず、おおよそ1間(180cmぐらい、畳の長辺)ぐらい張り出せる感じです。なので、現在のマンションのベランダもそこそこ広く、測ってみたら160cm程度あったので、そう考えるとそれほど広くない印象です。

(横幅が2間あるので十分ですけどね)

 

また、そらのまをいわゆる洗濯物を干すベランダと兼用しようとすると、恐らくそこは、早々単なるベランダに成り下がってしまう恐れがあります。

我が家ではそうならないためにも、洗濯物用のベランダは、上記の間取り図で左上のランドリースペースとつながったところに設けたベランダを作っており、またそらのまとつながっている横のベランダ(玄関ポーチ上部)にも物干しを設けられるようにしています。

 

更に「リビングを広げる」という発想でいくと、この画像の様に跨ぎのないフルフラットバルコニーにしたいと思いますよね

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これについては、他の画像をよく見てもらうと、多くのそらのまの画像は、跨ぎがあり、フラットになっていません。

これは雨水が室内に入り込まないようにするための特殊な工夫を施さなければならないなど、簡単には行えないものとなり、ヘーベルハウスでも要望するとフルフラットバルコニーは実現できますが、1帖あたり約10万円のプラスとなるそうです。

更に構造上の制約として、梁をまたげないという条件もあるようです。

 

まとめ

そらのまについて、ご紹介してきましたが、いかがでしょうか?

いくつか悩ましい問題があるものの、2m弱の奥行きのバルコニーという意味では、リゾートホテルなどで優雅なひとときを味わえるバルコニーなども、多くがそれぐらいか、もっと狭いことが多いと思います。

そういった意味では十分に優雅な時間を味わえる、アウトドアでありながらプライベート空間というものが自宅にあるというのは、すごく魅力だと思います。

 

また、「そらのま」はヘーベルハウスのコンセプトとして打ち出している名称ですが、アウトドアリビング自体はヘーベルハウス以外でも作れるかと思います。

※キャンティベランダで設けるには、軽量鉄骨では難しい可能性もあるので、2階建てで重量鉄骨が行えるのは私が知る限りヘーベルハウスぐらいだと思うので、この作り方に限ってはヘーベルハウスでしか難しいかもしれません。

 

「そらのま」や「アウトドアリビング」を自分も欲しいと思った方は、是非ヘーベルハウスや、その他のハウスメーカーから間取り提案をもらってみてはいかがでしょうか?