ヘーベルハウスの床材(フローリング・タイル・カーペット)

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けーいちです。 今回は、ヘーベルハウスでマイホームを建てる際に選択することが出来る床材について紹介いたします。

 

こんな人にオススメ
  • ヘーベルハウスで建てることを検討されている方
  • ヘーベルハウスの床材について知りたい方
  • ヘーベルハウスのフローリング材の違いについて知りたい方

 

 

フローリング材の種類

そもそもフローリング材には、一般的に、シート、突板、挽板、無垢の4種類があります。

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無垢以外の3種類は共に上記のように何層にも板を張り合わせたもので出来ており、違いは表面のみとなります。

シートフローリング(アドバンスドフローリング)

シートフローリングは、上記の合板の表面に木目調のプリントを施したシートを貼り付けたものになり、4種類の中で唯一仕上材に実際の木を使用していないものになります。

特徴としては、シートを貼っているため、比較的こすり傷のようなものは付きにくく、実際の木材を使っていないため、日焼けしたり伸縮したりすることもありません。

しかしながら、あくまでもプリントなので、見た目的に風合いは劣り、また足ざわりなどもあまり良くないものが一般的となります。

ヘーベルハウスのシートフローリングは、アドバンスドフローリングという名前で提供されており、従来のシートフローリングに比べ改良を重ねられており、ぱっと見には分かりにくいレベルと感じました。

傷が付きにくく、経年変化も起きにくいという点が大きな利点となります。

突板フローリング

突板フローリングは、合板の上に仕上材として、1ミリ以下の薄くスライスした木材を張り合わせたものになります。

1ミリ以下とはいえ、本物の木を使っているため、風合いも本物の木の風合いを出すことができ、足ざわりも木のぬくもりが感じられます。

しかしながら、1ミリ以下という薄い材質を張り合わせたものになるため、傷は付きやすく、傷になると下地の合板が見えてしまいやすいです。また、薄いとはいえ、本物の木を使用しているため、長年日光に当たりやすい場所などだと日焼けし、新築時とは色合いなども変化していきます。

挽板フローリング

挽板フローリングは、合板の上に仕上材として、数ミリの厚さにスライスした木材を張り合わせたものになります。

突板フローリングに比べ、表面の仕上材が厚くスライスされているため、より風合いがよく、足ざわりもより木のぬくもりを感じやすくなります。

また、突板フローリングに比べ表面が厚いため、傷がついて下地材が見えるということは、突板に比べて少ないと言えます。

より厚くスライスされていることから、長年での木本来の変化は現れやすくなります。

無垢フローリング

無垢フローリングは、他のフローリング材と異なり、合板ではなく、木をフローリング材の厚さにスライスしたものとなります。

実際の木から切り出された素材をそのまま使用しているため、風合いはもちろん、足ざわりは別格となります。

また、1枚1枚を木から切り出していることから、表面の色合いは1枚ずつ異なります。

また、経年変化も起きやすいため、それらを無垢フローリングの良さとして楽しむことが出来ます。

ヘーベルハウスの床材の標準仕様

基本的には突板フローリングが標準仕様として入っています。

突板フローリングには、Fシリーズ、HWシリーズの2種類があり、Fシリーズが標準となります。

後述の差額として記述しているものは、基本的にこの突板フローリングのFシリーズとの差額となります。

フローリング材のシリーズ

フローリング材には、Fシリーズ、Hシリーズ、HWシリーズが存在します。

(それぞれ提供のないシリーズもあります)

これらはフローリング材の貼り方と、板の幅の違い、オイルフリーか否かとなります。

Fシリーズ

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上記のような大判のフローリング材に目地を入れたものを1枚として貼っていきます。このため、部屋の各所で目地が揃って貼られている形になります。

この形にすることで、フローリング材を貼っていく作業を比較的簡単にすることが出来、費用を落とせるというものになります。

なお、Fシリーズは基本的に中巾タイプの目地になります。

こちらはオイルフリーとなります。

Hシリーズ/HWシリーズ

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Fシリーズとは異なり、フローリング材1枚1枚が分かれていて、互い違いにずらして張り合わせていく形をとるものとなります。

このHシリーズは幅広タイプになります。

こちらもオイルフリーとなります。

OLシリーズ

基本的にHシリーズと同様ですが、表面がオイル仕上げとなり、年に数回程度ワックスを掛ける必要があります。

選択可能なフローリング材

突板フローリング Fシリーズ

標準仕様のものとなり、中幅タイプのものになります。

色が限定2色のみ標準よりも約4,000円/10帖ほど安くなっています。

限定2色のもの以外の標準色は4色から選べます。

但し、この突板フローリングのFシリーズはフレックスの場合1階のみ使用可能となります。

突板フローリング HWシリーズ

フレックスの場合こちらが間取りプランとして標準的に提案されている形になります。

幅広タイプのものになり、色は4色から選べます。

標準の突板フローリングFシリーズから約13,000円/10帖ほどプラスとなります。

アドバンスドフローリング Fシリーズ

中幅タイプのシートフローリングです。

色は4色から選べます。

フレックスの場合1階のみ使用可能となります。

標準から約3,000円/10帖ほどプラスとなります。

アドバンスドフローリング Hシリーズ

幅広タイプのシートフローリングです。

色は4色から選べます。

こちらはフレックスの2階以上でも使用可能です。

標準から約13,000円/10帖ほどプラスとなります。

挽板フローリング Fシリーズ

中幅タイプの挽板フローリングです。

色は4色から選べます。

フレックスの場合1階のみ使用可能となります。

標準から約95,000円/10帖ほどプラスとなります。

挽板フローリング Hシリーズ

幅広タイプの挽板フローリングです。

色は4色から選べます。

フレックスの場合2階以上でも使用可能ですが、防音仕様の設定がないようです。

標準から約150,000円/10帖ほどプラスとなります。

挽板フローリング OLシリーズ

幅広タイプの挽板フローリングで、オイル仕上げとなります。

色は3色から選択できます。

フレックスには1階のみ使用可能となります。

標準から色の選択により約140,000円/10帖から約200,000円/10帖のプラスとなります。

無垢フローリング

無垢フローリングは、中幅タイプに近いサイズ感となりますが、互い違いに1枚1枚張り合わせていく形になります。

色は2色から選べます。

フレックスの場合は1階のみ使用可能となります。

色によって標準から約250,000円/10帖のプラスのものと、約330,000円/10帖プラスのものに分かれます。

その他選択可能な床材

上記は全てフローリング材となりますが、ヘーベルハウスではこれ以外に、タイル材とカーペット材を選ぶことが可能です。

床タイル

床タイルの特徴として、傷やよごれに強く、掃除がしやすいという点があります。

また、床暖房にも対応しています。

色や種類も豊富なラインナップから選択可能です。

一例として、標準から約150,000円/10帖ほどのプラスとなります。

カーペット

寝室や子供部屋などにオススメの床材で、吸音性に優れています。

こちらも豊富なラインナップから選択可能です。

一例として、標準から約240,000円/10帖ほどのプラスとなります。

 

いかがでしょうか?

ヘーベルハウスの床材は、このように様々なラインナップから選択することが可能です。

床材にこだわってマイホームを検討したいという方でも、十分満足できるものかと思います。

 

これからハウスメーカー選びをしていくという方は、是非ヘーベルハウスも含め、数社から間取り提案を受けてみてはいかがでしょうか?