ヘーベルハウスの設備検討時の注意点

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けーいちです。 今回は、ヘーベルハウスでマイホームを建てる際に、浴室や洗面台、キッチン、トイレといった設備を検討する上での注意点をお伝えします。

 

こんな人にオススメ
  • ヘーベルハウスでマイホームを建てようと考えている方
  • これから浴室等の設備を検討しようとしている方
  • ハウスメーカー選定前から設備について目をつけている商品があるという方

 

 

ヘーベルハウスの設備選択についての考え方

ヘーベルハウスでは浴室や洗面台等の設備について、基本的に標準仕様という考え方がありません。

間取りプランの提案時に、施主さんとの打ち合わせの中での希望や、担当さんのオススメ(好み)によって、提案されてくる設備仕様が異なっているイメージです。

 

もちろん、設備について施主の希望に合わせて選ぶことが出来ます。

但し、ヘーベルハウスが多くの施主さんに対して、出来るだけ安価に効率よく提供が行えるように、主な設備については予めいくつかのメーカーを絞って、選択できるようにしています。

 

この選択可能なパッケージプランから基本は選択することになりますが、もちろん用意されたプラン以外のメーカー・商品を入れることも相談可能です。

その場合は全て特注扱いとなりますので、用意されている選択可能なプランと比べて格段に高くなるようです。

各設備の選択可能メーカー

ということで、ヘーベルハウスでマイホームを建てる際に、特注扱いとならずに選択できるメーカーがどういったものがあるか気になると思いますので、紹介いたします。

ちなみに、それぞれの設備についての詳細は、出来るだけ後日詳しい紹介記事を書いていきたいと思います。

キッチン

Hシリーズ

機能やデザイン、サイズなどこだわりを実現しやすいプランを揃えた最上級ランクのシリーズ

選択可能なメーカーは、ヘーベルハウスオリジナル、LIXIL、トクラスの3社となります。

アイランドキッチンやL型キッチンにしたい場合、またキッチンのカウンター(天板部分)を通常のステンレスや人造大理石以外のこだわったものにしたい場合は、このシリーズになります。

Fシリーズ

機能性を重視したプランで、選択可能なメーカーは、クリナップのみとなります。

Hシリーズまでのこだわりは持たずとも、カウンターキッチンやちょっとした機能性は持っておきたいという場合はこちら。

Sシリーズ

基本的に必要な機能を揃えたもので、選べるサイズが2種類に限られます。

選択可能なメーカーは、LIXILのみとなります。

このシリーズになるとサイズも限られ、形もI型のみとなります。

Mキッチン

最大21I型/21P型(横幅210cm)のコンパクトサイズのキッチンです。

選択可能なメーカーは表記がなく、必然的に1社に限られます。

洗面化粧台

Fシリーズ

TOTOの洗面化粧台となります。

こちらはTOTOのオクターブをベースとしたプランになっています。

Sシリーズ

Panasonicの洗面化粧台となります。

こちらはウツクシーズシーラインをベースとしたプランになっています。

※水栓のタイプなどからシーラインの誤りであることが判明しました

Counterタイプ

住友林業クレストの洗面化粧台となります。

幅140cm以上のカウンタータイプの洗面台はこちらのみになります。

Vesselタイプ

TOTOの洗面化粧台となります。

こちらはFシリーズとはことなり、ベッセル式のものになります。

浴室

Hシリーズ

機能やサイズなどのこだわりをもった浴室を選択できるシリーズです。

選択可能なメーカーは、TOTOとLIXILの2社となります。

TOTOはサザナをベースにした商品となっており、LIXILはアライズをベースとなっています。

Fシリーズ

豊富なカラーと充実した基本仕様から選択できるシリーズです。

選択可能なメーカーは、TOTOとセキスイの2社となります。

こちらのTOTOもサザナをベースとしたものになりますが、Hシリーズとことなり、選べるサイズやオプションが限られます。

セキスイはバルサルーンEscortをベースとしているようです。

Sシリーズ

清掃性や快適性などの基本性能をもったシリーズです。

こちらはLIXILのみとなり、Hシリーズと同様にアライズをベースとしているようですが、サイズが1616に限られ、その他のオプションについても選択できるものが限られます。

S5シンプルパターン

こちらはSシリーズと基本的に同様ですが、浴室の壁面色や床等の色のパターンがシンプルな白基調のもののみとなっているものです。

トイレ

トイレについては、シリーズはなく、基本的にTOTOの便器の形等から選ぶものになります。但しタンクレスについてはLIXILの便器を選択可能です。

選べる種類としては、ハイシルエット(TOTO)、ローシルエット(タンク式)(TOTO)、ローシルエット(ハイブリット)(TOTO)、ローシルエット(タンクレス)(LIXIL)から選ぶ形になります。

予め気に入った商品がある場合

私は今回注文住宅でマイホームを建てると決めた際に、一番こだわりたかったのが浴室で、以前からテレビCMなどを見て憧れていたLIXILのスパージュの肩湯がありました。

恐らく間取りプランを提案してもらう最初の1,2回目ぐらいの打ち合わせの段階で、浴室にはスパージュを入れたいという要望を伝えていたのですが、上記でお伝えしたとおり、用意されているプランにないものは全て特注となります。

 

そして、私はTOTOのシンラの楽湯について知らなかったのですが、TOTOでもスパージュとほぼ同様の肩楽湯と腰楽湯という機能を備えた浴槽の商品がありました。

上記で各メーカーの商品をベースとしている、という書き方をしているのですが、実はヘーベルハウスでは、基本的にどの設備もメーカーが提供している商品そのままではなく、ヘーベルハウスのオリジナル仕様となっています。

基本的にベースとしている商品の特徴をそのままに、人気のオプションや、上位モデルの機能などを選択仕様として取り入れられるようにしています。

 

そのため、TOTOの浴槽を例にすると、サザナがベースになっているものの、浴槽をシンラで提供されるファーストクラス浴槽に変更でき、更にシンラでついている楽湯を付けることが選択仕様として選べます。

つまり、サザナがベースと言っても、楽湯を選択した時点でほぼほぼシンラの仕様によったものをヘーベルハウスの用意したプランとして選べます。

そのため、楽湯を入れたい場合も特注扱いとならずに、プランの範囲で選択できるため比較的安く入れることができます。

 

このように気に入った商品そのままではないですが、同じようなコンセプトの機能などを持った商品を選択できる可能性があるので、気になっている商品などがある場合は、しっかり担当さんと相談するとよいです。

メーカーのショールームへ行く際の注意点

楽湯の存在を知った私は、まだ設備仕様などの検討に入る前の段階でTOTOのショールームにアポなしで突撃し楽湯を見させてもらったりと、迷惑な行動をしていました。

ですが、上記でお伝えしたとおり、ヘーベルハウスでは基本的にどの商品も、メーカーの商品仕様そのままではなさそうです。

必ずヘーベルハウス仕様となっているため、上記のように本来上位グレードの商品の機能を選択できることもありますし、逆にその商品で選択できるオプションが、ヘーベルハウスのプランでは選択不可になっていることもあります。

 

そのため、折角時間をとってショールームに足を運んでも、説明してもらっていたオプションや機能が選べない可能性もあります。

とはいえ、今回例に出した楽湯のような尖ったオプションは、ヘーベルハウスのショールームに行っても見ることは出来ないため、各メーカーのショールームに行き実際に確認したり説明を聞いたりすることは、間違いなくオススメできます。

 

そのようにメーカーのショールームに行く場合には、上記のようにヘーベルハウス仕様が異なることから、必ず予約をして行くようにしましょう。そして、予約の際にヘーベルハウスで家を建てることを伝え、当日はヘーベルハウスの仕様について考慮していただいた上で説明を聞きたい旨伝えておくと、ショールームの担当さん側では、その日までにヘーベルハウスの仕様を調べておいてくれて、標準仕様との違いなどを教えてくれます。

まずは理想の間取りプランを

今回はヘーベルハウスの設備仕様についてご紹介してきましたが、そもそも設備について選ぶ上では、理想的な間取りプランを考え、そこに合わせて設備を選択していく必要があります。

広めの浴室にしたい、アイランドキッチンを入れたいなど様々な希望があると思いますが、これらを実現するためには、まず理想的な間取りプランがどのようなものかを検討しましょう。

といっても、なかなか自分で理想的な間取りを考えることは難しいです。

そこで、下記のタウンライフさんから理想とする間取りの要望などを簡単に伝え、数社から間取りプランの提案を受けてみるとよいです。

いくつかの間取りプランを見ることで、理想的な間取りを見つけていくことが出来ると思います。

たった3分の入力で理想の間取りを手に入れられるチャンスとなりますので、是非検討してみてください。