引っ越し見積もりのコツ

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けーいちです。 いよいよマイホームの引き渡しまで1ヶ月を切り、予定していた引越し日までも2ヶ月を切ったところです。そんな我家では、先日引っ越しの手配(予約)を済ませました。(実はこの記事、12月下旬に公開するつもりで書き始めたのですが、2人目の子供が産まれてから、なかなか記事を書く時間がなく、気づいたら年明けしてました。。。)

0才児を含む家族4人で、ダンボールの総定数60箱、東京から埼玉への移動で約40kmの距離の引っ越しとなりますが、今回エアコン1台の脱着、ドラム式洗濯機のセッティング(給水ホースの接続まで)を含み、午前便で税込10万円ちょうどで手配できました。

周りの知人に話をしても、安い!という評価しか聞かないので、今回は私としても十分納得の行く価格で手配できたと思っています。

そこで、今回は引っ越し見積もりをする上でのコツと、新居に引っ越す際の留意点などをお伝えします。

 

こんな人にオススメ
  • 出来るだけ安く、その上安心して引っ越しを行える業者を選びたい方
  • マイホームを購入して新居に引っ越す予定の方

 

 

引っ越し見積もりをする前に

見積もりを行う際や行ったあとで、見積額が上がる問題があったら困りますよね?

そこで、最低限の確認を行っておくだけで、安心して見積もり、交渉に臨めます。

 

引越し先の階段の幅

私自信、これまでに8回もの引っ越しをしてきましたが、いずれもエレベーターのあるマンションへの引っ越しだったため、3ドアの冷蔵庫やドラム式洗濯機などについても特に引越し時に上げられないということはありませんでした。

実は今回この部分が予想外の指摘箇所になりました。

 

我が家の新居は、2階がLDKや水回りとなっており、冷蔵庫や洗濯機、ソファー等大型家具の大部分は2階へ搬入が必要です。

今使用している冷蔵庫は、3ドアのファミリー向け冷蔵庫で、横幅約70cmあります。

新居の階段について、横幅を担当さんに確認したところ、手すりがついた状態で72cm前後ということでした。基本的に階段についても養生をしていくことを想定すると、冷蔵庫を手持ちで上げることはかなり難しいことが分かります。

我が家の場合、階段がストレートな階段のため、幅さえクリア出来ればどうにかなりそうなので、担当さんに相談し引き渡し時に手すりをつけない状態で引き渡していただくことにしました。

これにより、10センチ程度は余裕ができ、養生を行っても問題なく上げられるようになります。

これがU字やL字の階段だとなかなか難しいという話もあったので、このあたりは事前に2階へ搬入する一番幅の広い家具の幅や、引越し先の階段の幅などを調べておくとよいしょう。

また、引越し先が新築の場合、早い段階で階段の手摺を付けない状態で引き渡ししてもらうことを相談しておくことで、10cm程度の幅を余分に確保することが出来るため、引越し時には必須の対応と言えるかと思います。

 

クレーン搬入が必要な家具などはないか

上記と関連しますが、クレーンでの2階からの搬入を必要とするものが1つでもあった場合、基本的に大型な家具の搬入はクレーン搬入となります。

例えばピアノや幅の広いタンス等がある場合、階段の形状などによっては持ち上げることが難しくなります。

この様にクレーン搬入となることがわかっている場合、当然クレーンの手配等が追加されるため、通常の金額にプラスαでの費用がかかります。(私のお願いした業者では25,000円とのことでした)

ただし、確認する必要があるのはそれだけではありません。

実は、我が家は上記でお伝えした通り、冷蔵庫が手摺のついた状態で持ち上げるには、幅が狭そうという問題を抱えていたため、見積もり段階でクレーン搬入も検討しました。しかし、あっけなくクレーン搬入を諦めるしか無いことが分かりました。

クレーン搬入するための窓の下(前面道路と建物の間)にカーポートが設置されている予定となっています。この状況ではクレーンで安全に吊り上げることは難しくなり、基本的にクレーン搬入も行わないということでした。

ですので、もしも同様のケースが考えられる場合には、クレーン搬入する予定の家具を諦めるか、カーポートなどの障害になるものの設置を引越し後に遅らせるか、のいずれかになります。

このあたりは引越し時のことを、あまり想定せず外構計画を作っていることも多いと思うので、早い段階から確認しておくとよいです。

 

平日・日中帯などで引っ越し可能な日程を調整する

皆さんも御存知の方が多いと思いますが、いずれの引越し業者においても、3月・4月の繁忙期や土日祝日の引っ越しは割高となります。また、朝1便(概ね朝8時から)は開始時間が決まっていることなどからも希望者が多く、時間指定便ということもあり、同様に割高になる可能性が高くなります。

そのようなことから、簡単に安く抑えられる1歩目として、このような日程以外での引っ越し日程を調整するということが挙げられます。

仕事の都合等によっても難しいこともあると思いますが、出来る限り繁忙期を避ける、土日祝日を避けるということをするだけでも場合によっては数万円の差が出てくるようです。

見積もりの仕方

私の経験上、大抵の引越し業者は見積り金額について大差がなく、競合する業者が安い金額であれば、合わせてくることが多いです。

また、見積もりを後々のトラブルなく行うためにも、実際に訪問をしてもらい見積もってもらうことが必要となります。そのため、多くの業者で比較検討をしようとした場合、それだけの業者との対応をしなければならず、結果的に交渉次第では、どの業者も変わらない金額になります。

 

また、原則としていずれの業者でも、見積もり金額を左右させる大きな条件として、「日程」x「スタッフの人数と距離」x「荷物の量」によって決まります。

「日程」は上記で記載したとおりです。

「スタッフの人数と距離」は、同じ荷物の量であっても、引っ越し元や引っ越し先の環境によっては、荷物の積み下ろしのために、遠い場所にトラックを止め長距離マンパワーで荷物を運ばなければならない場合、そうでない環境に比べて多くの人数を使わなければ必要以上の時間が掛かり、1日に複数の現場を対応することができなくなります。このような環境の問題は業者に関係なく引越し元と引越し先によって決まってしまうものなので、コントロールが難しいものです。

「荷物の量」は、そのままですが引越し先に持っていく家具の量や、段ボール箱の量となります。この荷物の量は、同じ家族の人数でも大きく異なってくる部分かと思います。ちなみに、我が家は見積もり時点での想定として、大人2人、子供2人(3歳児、0歳児)で60箱と比較的荷物の量としては多いとされる量の見積もりとなりました。(実際に1年半前に現在のところへ引っ越しした際も60箱前後だったと記憶しています)

 

いかがでしょうか?ここまでお伝えしたことを前提に考えると、どの業者に頼んだとしてもほぼ金額は状況によって固定化されてしまうように思えるかと思います。

しかし、実際にはそんなことはありません。

なぜかというと、上記でも記載したとおり、実際には各業者相見積もりをした場合、顧客が納得する妥当な金額に合わせてくるからです。

もちろん、各業者それぞれで「定価」の算出方法はことなり、その金額は異なります。我が家で今回決めた業者で提示された定価は195,000円でした。

 

また、納得する金額と言っても、当然それなりの根拠のある金額でなければ、ただの値下げを希望するだけであり、なかなか受け入れられません。

 

更に、ただ単に1円でも安くということであれば、地元の小さな引越し業者などのほうが安く見積もってもらえる可能性が高いです。しかし、特に新築の場合など、引越し時にいきなり傷がついてしまった場合や、引っ越し作業を巡って近隣等とのトラブルがあっては、引っ越し直後から後味悪くなってしまいますよね。

そのようなことが無いようにするためにも、私は大手の業者を選ぶことをオススメします。大手の業者であれば、引越し元のマンションなどで過去に行った実績もあることも多く、マンション毎に決まっている作法などにも精通しているケースが多いです。また、引越し先の道路事情など近隣の事情に詳しいことも多いですし、当然新築物件を扱っている量も多くなりますので、そのようなノウハウを多く持っています。

 

このようなことを踏まえて、引越し見積もりをする際は、下記の手順で進めると良いと思います。

 

1. 下記のサイトで一括見積りをする。

2. 表示された業者の候補から、訪問見積もりが可能で、大手の業者について、見積もり相場が安いところ(または、自身の目的に合ったサービスが受けられる業者)を2、3社選択し見積り依頼を行ってください。また、この依頼を行う際に、自分の中でいずれか1社に絞るとしたら、どこに依頼したいかを比較検討し、ある程度あたりを付けておいてください。また、ここで表示された見積もり相場の金額をメモしておいてください。

3. 大手の業者であれば、ほとんどの会社は見積り依頼実施直後に電話で訪問見積もりの日程を調整する電話をしてきます。出来れば依頼した2,3社を1日で対応出来る日程で入れてしまいましょう。また、出来るだけ上記で一番依頼したい業者を最初に見積もりしてもらう様に調整しましょう。

4. 次に交渉する価格を決めます。こちらから再度一括見積り時に入力した内容と同様に情報を入力してみましょう。今度は業者に関係なく平均的な引っ越し金額と最小から最大の金額が表示されます。2で表示された金額と比較して概ね平均金額前後の額になっていることが多いかと思います。ここでは、最安値額程度を即決額として決めましょう。(交渉をうまくすることが出来る方であれば、最安値額よりも安く交渉出来る可能性はありますが、下手に安すぎる金額を提示すると逆効果になりかねません)

5. 続いて根拠とする口コミ情報をこちらから探しましょう。一番の業者ではない業者をランキングなどから探し、料金相場の表から条件にあった口コミへ移動してください。料金順などで並び替えを行い、4で決めた価格と同程度で、ダンボールの数や家財の量などの条件が似ている口コミを2,3個探しておきましょう。

6. 実際の訪問見積もりに来た際には、この後、どの業者と比較検討をしているか、具体的な名前を出して伝えましょう。そして、最初はそれらの業者からそれぞれ見積もりを出してもらった上で、比較検討をしようと思っている旨伝えておきましょう。

7. 多くの場合、定価をまずは提示してきます。(概ね即決額の倍程度で提示されるケースが多いかと思います)そして、次にいくらぐらいで考えているかや、即決できる額を聞いてくることが多いです。ここで、4で決めた額を提示しましょう。そして、なぜこの金額かという説明として、一括見積りを依頼したサイトの口コミ情報で、同じような条件の方が、この後訪問見積もりに来る○○さんで、この金額ぐらいでやってもらったという口コミがある(実際に見せるとよりいいと思います)ので、このぐらいの予算で考えていたから、この金額以下にならないなら、予定通り相見積もりする旨伝えます。

8. 「100%無理だと思うが一度会社に確認してみる」というようなことを言い、即決額で決めてくれることが多いです。なお、即決額で決まった場合は、約束通り即決し、他の業者の見積もり依頼はキャンセルしましょう。このキャンセルについても、場合によっては、どのようにしたらキャンセルできるか分からないというような話をすると、代わりにキャンセルの連絡までしてくれることも多いです。

 

少し段取りが多く、手間は掛かりますが、間違いなく納得の行く金額で引っ越しを依頼できるはずです。

その上、上記の手順で見積もりを行った場合、抽選ではありますが、最大10万円のキャッシュバックなどが当たるチャンスもあります。

 

その他の安く済ませるコツ

概ねの安く済ませるコツは上記で説明した流れでつかめると思います。

しかし、手間を掛けられる方であれば、もう少し安く済ませられるコツがあります。

 

ダンボールの数を減らす

上記で書いたとおり、見積もり額はダンボールの数など、荷物の数によって変わります。そのためダンボールの数を減らすことが出来れば、必然的に安くなります。

ダンボールの数を減らすためには、次の2つの方法があります。

  • 衣装ケースなどの引き出しのある収納で余裕がある場合、衣類などと同様に軽めなものをダンボール代わりに収納しておく
  • 引っ越し日よりも前に引っ越し先が使える場合、自分ですぐに使わない荷物などを運んでおく(引っ越し前にインターネット回線の手配や、新規に購入する家具などの受け取りなどで新居に行く機会があると思うので、そのような機会についでに持っていってしまう)

インターネットプロバイダやウォーターサーバー等の導入を同時に契約する

引越し業者によっては、インターネットプロバイダやウォーターサーバーなどの生活に必要なサービスを同時に契約することで、キャッシュバックを受けれる場合があります。現在のプロバイダがマンションの契約に付帯しているものを使っている場合など、新たに契約を行う機会がある方も多いと思いますので、もし契約を新たにする予定があれば、この機会を使うとお得に引っ越しが行なえます。

 

まとめ

今回は、引越し見積もりを安く行うコツについて紹介してきました。

どなたでも実践できる内容かと思いますので、是非トライしてみてください。

もし、想像していた金額よりもこんなに安く引っ越しできた!という成果などがあれば、是非コメント貰えたら嬉しいです。