コンセントの配置と種類

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けーいちです。 今回は意外と生活をしていく上で快適さの評価を左右してくるであろうコンセントの配置や種類の計画について、我が家の計画した内容などを踏まえ、紹介していきたいと思います。

 

こんな人にオススメ
  • これからコンセントの配置計画を検討される方
  • ヘーベルハウスでマイホームを建てる予定の方

 

 

コンセントの配置計画で考えること

コンセントの配置を考える際に、下記のような手順を踏むとよいと思います。

  • 現在コンセントを使用している電気製品と使用している場所を、漏れなく列挙する
  • 列挙した電気製品を新居で使用するだろう場所を全て当てはめてみる
  • 将来購入する可能性のある家電等を列挙し、同様に配置してみる
  • 一時的に使用するコンセント(掃除、ノートPC、スマホの充電、調理家電など)についても漏れがないように洗い出せているかを再確認

上記を行うと概ね必要な場所が洗い出せます。

また、このときに注意するべきは、出来る限りタコ足配線や電源タップを使用することを前提にしないで配置を考えることです。

特に現状延長コードなどで電源を取っているものは、延長コードを使わずに取れる場所にコンセントを設けましょう。

また、コンセントの計画は如何に未来を柔軟に想像することが出来るかがカギになります。大抵は上記の②までは誰もがやれることです。

問題は③をどれだけしっかり想像出来るかなのかと思います。

 

例えば、まだお子さんが居ない家庭の場合、お子さんが産まれた後に、どんな電化製品が増えるでしょう?

我が家の場合、ベビーグッズだけでも、寝室にベビーモニター用のカメラを取り付け、リビングで子供が泣いたときに気づきやすくしたり(寝室のカメラ用電源とリビングのモニター用電源が必要)、ハイローチェアで電動で揺れてくれるようなものをレンタルし使っていた時期もありました。その他に電動の鼻吸器などもよく使用していました。

この辺りは経験がないうちだと中々想像しにくい部分ですよね。

なので、少し多いかなぐらいでもコンセントを配置しておけると良いと思います。

 

コンセントを配置するべき場所

これについて私なりにずらずらと並べていこうと思っていたのですが、こちらのインスタでめちゃくちゃ分かりやすく、そして完璧に網羅された内容にまとめられていたので、参考にしてみると良いです。

 
 
 
 
 
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A post shared by 細谷友美(照明・インテリアプランナー) (@akari_no_soudan)

 

幸いにもここで挙がっているものについては、大抵考慮出来ていたかなと思っています。

特に忘れがちかなと思ったのは、アレクサ等のスマートスピーカーや、ルンバ等のお掃除ロボット、シューズクローク内などの電動自転車の充電用、WiFi中継機などは、現状の生活にはなく忘れがちかと思いました。

 

また、利用の予定があるか否かに関わらず、用意しておくことが吉となりうるのは、電気自動車用充電ポートです。

最近はSDGsなどへの取り組みなどもあり、各自動車メーカーがEV車にシフトし始めています。

また、ZEHなどの補助金を例にとっても、設置したことにより要件を満たしやすくなるものもあります。

 

我が家のコンセント配置

我が家のコンセント配置は下記のとおりです。

1階配置

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  • 玄関・シューズクローク
    • シューズボックス上 1箇所
    • シューズクローク内 1箇所
  • 廊下
    • 壁コンセント 1箇所
  • 主寝室
    • エアコン用 1箇所
    • 壁コンセント 4箇所(うち1箇所は情報コンセント)
    • ウォークインクローゼット内 1箇所
  • 子供部屋(2部屋)
    • エアコン用 2箇所
    • 壁コンセント 8箇所(うち2箇所は情報コンセント)
  • 書斎
    • エアコン用 1箇所
    • 壁コンセント 2箇所(うち1箇所は情報コンセント)
  • トイレ
    • 壁コンセント 1箇所
  • 屋外
    • 屋外用コンセント 1箇所
    • 電気自動車専用コンセント 1箇所

2階配置

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  • 階段
    • 階段上 壁コンセント 1箇所
  • リビング
    • 壁コンセント 8箇所(うち2箇所は情報コンセント)
    • エアコン用 1箇所
    • 階段上収納内 1箇所
  • ダイニング
    • 壁コンセント 1箇所
    • ウォールファニチャーカウンター収納上 1箇所
  • キッチン
    • 冷蔵庫専用 1箇所
    • 壁コンセント 3箇所
  • ランドリースペース
    • 洗濯機専用 1箇所
    • 壁コンセント 1箇所
    • 洗面化粧台
  • トイレ
    • 壁コンセント 1箇所
  • そらのま(キャンティベランダ)
    • 屋外用コンセント 1箇所

 

コンセントの種類

上記で列挙した通り、様々な箇所にコンセントを配置することになりますが、一口にコンセントと言っても、様々な種類があります。

下記はヘーベルハウスの標準的なラインナップです。

  • 100V2口ワイドコンセント(アースなし) 
  • 100V2口ワイドコンセント(アース付き)
  • エアコン専用コンセント(アース付き100V1口)
  • USB付きコンセント(USB Type-A1口 + 100V1口)
  • JCタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + TEL)
  • JEタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + TV端子)
  • JFタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + TV端子 + LAN端子)
  • JAタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + TV端子 + CS端子 + LAN + TEL)
  • JBタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + TV端子 + LAN + TEL)
  • Bタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + 2口アース無しコンセント + TV端子 + LAN + TEL)
  • JDタイプ情報コンセント(2口アース付きコンセント + LAN) 

上記の他に高機能タイプのコンセントだと、スイッチとセットになったものなどがあります。

また、意外なことにヘーベルハウスのラインナップでは3口コンセントがなく、1箇所で一番多いのは、Bタイプ情報コンセントの合計4口となるもののみでした。

 

我が家で考慮したポイント

子供部屋などは、将来自室でテレビを見るかもしれませんので、TV端子付きの情報コンセントにしておくと良さそうですね。

その他にもお気づきの方もいるかも知れませんが、私のこだわりポイントの1つとして、各部屋必ず1箇所はLANを取れるようにしています。

いやいや、WiFiの時代でしょ?って思われると思います。もちろん基本的にはWiFiを使うつもりです。

しかし、我が家は重量鉄骨の2階建てで、ヘーベル板(軽量気泡コンクリート)が床にも使われている家です。これはあくまでも予想でしかありませんが、木造の2階建てと比べると、1階と2階の間の電波はとても弱くなると想像しています。

メッシュWiFiというものを使ってくまなく家中に電波を届けようと思いますが、メッシュWiFiでも電波が弱ければ結果的に速度は落ちてしまいます。

※このメッシュWiFiについては、後日別記事で紹介したいと思います。

その上、我が家は最初からNuro光を入れることを予定しており、折角の高速な通信が行える回線を使用していても、家の中のWiFiによってスピードが出せないとしたら、Nuro光を入れた意味はありません。

そこで、有線で接続できるものは基本的に有線で接続させることで、最大限の回線速度を享受できるようにしたいと考えています。

 

また、電源は足りないよりは多いぐらいがよいと考え、基本的に部屋の四隅などに配置することをしました。

更に、玄関のシューズボックスやダイニングのカウンター収納など、物を置ける場所には何らかの電源を必要とするものが置かれる可能性を考えて、電源を用意しました。

 

1点悩ましいのが、キッチンをトクラスのペニンシュラタイプにしたことにより、キッチン全体でコンセントが1箇所も付属していません。(I型の場合はワークトップの立ち上がったハイバックカウンターの内側にコンセントが付きます)

ミキサーなどの調理家電は、電源不要なタイプを選べば良いとして、我が家では現状もアレクサ端末(Amazon Echo)をカウンターに置いてキッチンタイマー代わりなどに使用しているため、必ず電源を取りたいところです。

これについては、キッチン脇の壁のダイニング側に付いている電源から引っ張るか、今から後付可能かなどを相談しているところです。(実はこの問題を、この記事を書きながら気づいて焦って担当さんに相談しました)

 

まとめ

今の所電源をワイヤレスで供給を受ける手段は電池しかなく(Qiなどの置くだけ充電などはありますが)、WiFiのように自由に色々な場所で家電を使うことは難しいのが現状です。

後から電源を増設するための工事をするのもコスト面などで大きな打撃となるので、コンセント配置は、じっくり時間をかけて慎重に検討するべきだと感じました。