けーいちです。 浴室の検討を進めようとすると、誰もが最初に戸惑うであろう1616や1620などのサイズ表記があります。今回は、そんな浴室のサイズについて紹介いたします。
- 浴室のサイズ表記について知りたい方
- 広めの浴槽にしたいと考えている方
- 提案された間取りの浴室サイズがどの程度か知りたい方
- 浴室をリフォームして快適な空間に変えたいと考えている方
浴室サイズの見方
そもそも浴室は一般的に、ユニットバスなどと言われており、予め決められた大きさのパッケージプランから自分の家に入れるものを選ぶ形となります。
このユニットバスの選んだサイズによって、浴槽のサイズや洗い場の広さなどが決まってくる形です。
このユニットバスのサイズについては、原則としてすべてのメーカー共通で決められた規格となっており、それぞれのメーカーで一部特殊なサイズを打ち出していることはありますが、サイズの見方や考え方は基本的に同じになるので、まずはそのサイズの規格について見ていきましょう。
戸建てを例に話をしますと、一般的に1坪タイプ、1.25坪タイプなどと言われる表記がされていることがありますが、1坪（畳2畳分）単位での大きさとしてイメージしやすいものになっています。
ですが、実際の規格として表記がされている場合は、1216、1616、1620、1624といった4桁の数字で表されています。
このサイズの表記は、浴室の横幅と奥行きをそれぞれ10cm単位で表したものになります。
上記のように、1616というサイズの場合、横幅、奥行き共に1600mm程度の広さとなり、一般的に1坪タイプと言われる大きさになります。
1620サイズの場合は、横幅は1600mm程度で同様ですが、奥行きが2000mmとなり、1.25坪タイプと言われるものになります。
これらの表記されているサイズは、いずれも浴室内の有効寸法になり、実際には1800mm x 1800mmの部屋が用意され、そこに予め浴室用に用意された壁が入り浴室内の有効な幅と奥行がおおよそ1600mmとなる形になります。
浴槽の長さを出来るだけ長いものにしたい方
これまで私は、実家を出てからずっとマンション住まいをしてきました。そのため実家に帰った際に入るお風呂の浴槽がとても広く感じ、マイホームを持った際には、必ず同じ様に浴槽が長いものにしたいと思っていました。
今回ユニットバスについて知っていく上で分かったことは、浴槽の長さ（足を伸ばすのに有効な長さ）については、1坪タイプ（1616）以上は、原則として同じであることが分かりました。
上記の図で見てもらっても分かる通り、1616と1620では部屋のサイズは1.25倍ですが、浴槽は1600mmの辺に設置される形となっており、どちらも同じ浴槽が入っています。
では、1616を選ぶのが選択できる最も長い浴槽になるかというと、実はそうではありません。
メーカーによって、特殊な規格を設けているものがあります。
例えば、ヘーベルハウスで建てる際、Hシリーズの浴室で選択できるのは、LIXILは1616、1618、1620になりますが、TOTOは、1618、1620に加え、1717、1317というサイズがあります。
1717は、通常の1616よりも有効寸法が10cmずつ広くなっています。
これは、壁の厚さをTOTO独自の技術により5cmずつ薄くすることで実現しているようです。
これにより、同じTOTOでも1618のタイプよりも1717のほうが、浴槽の長さは約5cm長くなります。
身長の違いで5cm違うと大きく違うように思えますから、この5cmは大きな違いになると思います。
ですので、浴槽を広く取りたいと考えている方は、TOTOの1717を選ぶと良いです。
ちなみに、浴槽の長さではなく、幅をワイドな浴槽にしたいと考えている方は、1620を選ぶことでワイド浴槽というものを選ぶことができ、1.2倍ほどの広さを得られます。
洗い場を広めに取りたい方
浴槽の長さではなく、洗い場の広さを重視したいという方もいるでしょう。
その場合は、既にお気づきかもしれませんが、1618などの奥行きの広いタイプを選ぶことで洗い場を広くすることができます。
1616と1618だと20cmほど洗い場の横幅が広くなりますので、大きな違いに感じられるかと思います。
ちなみに、1618と1717だと浴槽の横幅は変わりません。そのため、1618のほうが10cmほど洗い場の幅が広くなる形です。
また、ヘーベルハウスのFシリーズで選択出来る、セキスイでも1717サイズがあります。
このセキスイの1717の場合、浴槽をウェイビー浴槽というものを選択すると、浴槽が長方形ではなく、真ん中から足側が少し狭まった変形浴槽になっており、その分洗い場が20cmほど広く取れるようになっています。
洗い場を広めに取りたいという方の場合は、1坪タイプだと上記のセキスイのウェイビー浴槽などを使うことで実現できますが、選択肢は狭まるため、このような要望を持っている場合は、間取りプランを作ってもらう際に、早めに浴室を1.25坪または1.5坪設けてもらうことを伝えておくとよいです。
リフォームで風呂場を快適にしたい方
既にマイホームを持っていて、最近の各社が出している様々な浴室に興味を持っている方や、1616サイズの浴室を使っている方で、より広い浴槽に変えたいと考えている方に朗報です。
上記の説明の通り、現状が1坪の浴室でもリフォームにより1717に変更することで、これまでよりも広々した浴室に変えることができます。
また、最近では浴室の機能性も従来に比べて格段に向上しています。
一度最近の浴室だとどういうものがあるのか、検討してみたいという方は、是非下記のサイトから無料で見積をもらってみてはいかがでしょうか？
