けーいちです。 今回は、ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)のイチオシである「そらのま」を導入する際に、ウッドデッキ等の床について検討する上での注意点を紹介いたします。
- そらのまを検討している方
- ベランダを素足で歩くことを想定している方
- ヘーベルハウスでマイホームを建てる予定の方
そらのまの床面について
そらのまを調べたりすると、多くの写真でウッドデッキが当たり前のように写っていることが多いと思いますが、標準仕様(特に指定をしていない場合)は、デッキがなくタイル仕上げとなっているようです。
また、以前にそらのまについてお伝えした下記の記事でも触れましたが、2階に作るそらのまは、原則としてフルフラットではなく、窓の部分が少し上っており、跨ぎがある形になります。
ここにデッキを入れると、ある程度窓のサッシの高さ分上ったところに合わせた形で作ることができそうので、ウッドデッキを入れるとよりリビングを広げたイメージに見えやすくなりそうです。
そらのまの床材を選ぶポイント
そらのまの床をタイルにするのか、ウッドデッキにするかを選ぶ際のポイントとして検討するべき点を挙げていきます。
裸足で歩く想定か
私はこのポイントを考えた際にウッドデッキ(システム屋外デッキ)にすることに決めました。
私はそらのまについて、リビングの一部のように使いたいと思っています。
そのため、今までのベランダに出るときとは違い、裸足で歩く形で使いたいと思っています。
裸足で歩く際に何が変わるかというと、最も大きいポイントは、熱です。
夏場などに、アスファルトの上を裸足で歩いたことがある方は想像が付きやすいと思いますが、めちゃくちゃ熱いです。
そらのまはリビングの延長とはいえ、アウトドアリビングなので、基本的に屋根がない部分があり、ルーバースクリーンがあるとはいえ、光は十分に通すので、床がタイルの場合やはり熱くなります。
この点について詳しく解説しているブログがありましたので、参考にご覧ください。
このサイトを見ると、タイルと似た感じの土間コンクリートも50度以上の熱を持っていることが分かります。
また、ウッドデッキでもMINOの彩木以外は、いずれも熱を持ちやすいことが分かりやすいです。
このブログの実験結果を見る限り、裸足で歩くことができそうなのは、天然木か彩木くらいと言うことになります。
つまり、裸足で歩くならウッドデッキ、しかも彩木以外の人工木は対象外ということになります。
また天然木の場合、どうしてもささくれなども発生します。
小さなお子さんがいらっしゃる家庭の場合、お子さんが走り回るだろうデッキがささくれていないか、定期的に確認をするというのは正直現実的ではありません。
そうなると、結果的に彩木一択となります。
実は、ヘーベルハウスがシステム屋外デッキとして提供しているウッドデッキは、このMINOの彩木になります。
ですので、裸足で歩くことを想定している場合は、システム屋外デッキ(MINOの彩木)が有力候補となります。
コストをどの程度掛けられるか
次にコスト比較です。
コストで考えた場合、タイル < 天然木 < 彩木 となります。
残念ながら、天然木での見積を取らなかったため、どの程度の違いになるか分からないのですが、当時ウッドデッキを検討していた際に担当さんに聞いた時のニュアンスだと、倍まではいかないものの、大きく違うようなイメージでした。
ちなみに彩木(システム屋外デッキ)は我が家のそらのま約4畳程度の広さで、約23万円(1畳6万円弱)でした。
なかなか高いですよね。
使用するベランダの手摺りを選びたいか
これはヘーベルハウスに限った情報しかないので、他のハウスメーカーでの情報は分かりません。
ヘーベルハウスの場合、ウッドデッキを2階以上のベランダで使用する場合、安全面を考えて、手摺り沿いから50cm程度だったと思いますが、デッキを敷くことが出来ない制約があります。
また、手摺りはアルミ手摺りが選べず腰壁手摺りという、外壁で覆われた形の手摺りに限定されます。
そらのまはルーバースクリーンを入れて外からの視線を遮った形にするのが一般的なので、そもそも手摺りを設けていない形が多いかもしれませんが、そらのまの一部に手摺りがあったり、我が家のように、そらのまと繋がったベランダがある場合などでも、同様となります。
我が家の場合、上記のキャンティベランダと書かれた部分がそらのまとなっており、キャンティベランダの正面はルーバースクリーンになっています。ここには彩木のデッキが入るのですが、隣のベランダと繋がっており、このベランダにもデッキをそのまま敷こうとおもったら、ヘーベルハウスの制限により窓よりのほんの一部にしか敷けないとのことで、意味がないため、ベランダ部分はタイルになりました。
また、このベランダも手摺りがもともとアルミ手摺りの予定でしたが、腰壁手摺りに強制的に変更となりました。
この理由について確認したところ、アルミ手摺りの場合、風の入り方などによっては、デッキがめくれ上がるなどして危険になる可能性があるため、ということでした。
このため、手摺りがある場合には、その付近にはデッキが敷けないことと、手摺りが腰壁手摺り限定になることを受け入れる必要があります。
上記の3点ほどポイントを挙げましたが、これらの中で重きを置きたいポイントを選んで床について検討するとよいでしょう。
MINOの彩木
上記で彩木の熱に付いての良さをお伝えしましたが、彩木は下記のような特徴があります。
- アルミとウレタン樹脂の構造で強度がある人工木材
- 天然木から木目を型取りし、丁寧な塗装で自然な色むらを再現、滑らかな質感
- 優れた耐候性、耐久性のある建材で長い間メンテナンスが不要
- 軽量でありながら、外装建材としての強度が高く、コンクリート並みの寸法安定性
- 本物の木材よりも熱をためにくく、ささくれは発生せず、安心・安全な空間を作ることが可能
今回はそらのまのウッドデッキを中心にお伝えしてきたのですが、MINOの彩木は1階などに設置するウッドデッキとしてももちろん使いやすいものです。
一点私が調べていた中で、注意が必要だと思ったのは、手入れについて、ケルヒャーのような高圧洗浄機で定期的に掃除しようと思っていたのですが、塗膜が剥がれるため絶対に使用しないよう注意が書かれていました。
基本的には手入れについては、雑巾がけをする形で、汚れが目立つ場合は中性洗剤を薄めたもので、水拭きすると良いようです。
この彩木は今の家にDIYでウッドデッキを入れたい方などにもオススメです。
下記のサイトから、DIY用の彩木のウッドデッキが注文できます。
是非検討してみるとよいと思います。