けーいちです。 今回は、ヘーベルハウスで注文住宅を建てる際に、トイレの便器についての選択仕様を紹介いたします。
- ヘーベルハウスで建てることを検討されている方
- TOTOのトイレの導入を検討されている方
- 設備仕様の検討を進めている方
ラインナップ
ヘーベルハウスのトイレには、他の設備と異なりシリーズが存在しません。
便器の形とメーカーで選択をすることになります。
選択できる便器の仕様は下記の通りです。
- TOTOハイブリッド
- TOTOローシルエット(タンク式)
- TOTOハイシルエット(洗浄便座一体型)
- TOTOハイシルエット(組み合わせ型)
- LIXILタンクレス
上記以外のメーカーや便器の仕様を選択したい場合は、全て特注扱いとなります。
また、基本的には各メーカーの商品の基本性能そのままで、ヘーベルハウスオリジナルの選択仕様になっている部分は見受けられません。
もちろん、フロアごとなどにトイレを設置する場合は、それぞれどの仕様にするかを選択できます。
各仕様の特徴
TOTO共通機能
セフィオンテクト
陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに仕上げられており、汚れが付きにくく落ちやすいTOTO独自の技術です。純度の高いガラス層を約1200℃の窯でじっくり焼き付けたことで、美しさが持続します。
トルネード洗浄
渦を巻くようなトルネード洗浄が、少ない水で、汚れをしっかり洗い流します。
フチ無し形状
これまでのトイレの場合、下記の画像の様に縁があり、そこに汚れが残りやすい状況でした。
TOTOの最新の商品では、下記のようにフチ無し形状となり、お掃除がしやすい形となります。
ノズルきれい
ウォッシュレットのノズルについて、きれい除菌水でノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌をし、使用していないときも定期的に洗浄します。
※TOTOハイシルエット(組み合わせ型)には付いていない機能となります
プレミスト
自動で便器にミスト(水)をふきかけて、水のクッションを作ります。便器表面をツルツルにする「セフィオンテクト」との相乗効果で、便器を汚れから守ります。
※TOTOハイシルエット(組み合わせ型)には付いていない機能となります
お掃除リフト
ワンプッシュでウォシュレットの前方が持ち上がる便利なリフト機構。本体と便器部の間をラクにお掃除できます。
※TOTOハイシルエット(組み合わせ型)には付いていない機能となります
TOTOハイブリッドの特徴
TOTOハイブリッドは、TOTOのネオレストのAH1となります。
こちらは約29万円からとなります。
上記の共通機能に加えて下記の特徴があります。
便器きれい
きれい除菌水を自動的に便器に噴射する機能となり、これにより使うたびに除菌がされる他、使っていないときも定期的にきれい除菌水により便器を洗浄しきれいを保ちます。
オート開閉
人の動きを検知して、自動で便ふたが開閉します。
使用後に自動的にふたが閉まることで、暖房便座の保温性が高まり、節電にも効果的となります。
TOTOローシルエット(タンク式)の特徴
TOTOローシルエット(タンク式)は、TOTOのGGとなります。
こちらは便ふたの自動開閉機能の有無も選択することができ、価格は約10万円からとなります。
機能は、TOTOの基本機能として上記で挙げた機能が全て備わったものとなります。
タンク式とはいえ、上記のようにスリムな形状となっています。
TOTOハイシルエット(洗浄便座一体型)の特徴
TOTOハイシルエット(洗浄便座一体型)は、TOTOのGG-800となります。
こちらは手洗い付きか否かで1,000円の差があるものの、価格は約9万円となります。
機能は、TOTOの基本機能として上記で挙げた機能が全て備わったものとなります。
ローシルエットを選択した場合、手洗いが無いため、別途手洗いキャビネットを設置することとなり、約4万円の追加となりますが、こちらのハイシルエット(洗浄便座一体型)は、同様の機能が備わっていながら手洗いまでを含めて、価格が抑えられます。
我が家では、LDKのある2階のトイレをローシルエット(タンク式)にし、1階は来客等でも使われることはあまり想定しないとして、こちらのハイシルエット(洗浄便座一体型)にしました。
TOTOハイシルエット(組み合わせ型)の特徴
TOTOハイシルエット(組み合わせ型)は、TOTOのピュアレストEXとなります。
こちらは便座が組み合わせ型となっており、本来は様々な便座から好みの便座を選択して設置出来るものですが、ヘーベルハウスの仕様では、洗浄暖房便座か前丸便座(ウォッシュレットではない便座)のどちらかを選ぶことができ、それぞれヘーベルハウス側で選択された便座が装着されます。
また、手洗いを付けるか否かを選択することができます。
価格は、洗浄暖房便座が約8万5千円、前丸便座が約6万円となります。
こちらを選択された場合は、共通機能のうち、セフィオンテクト、トルネード洗浄、フチ無し形状のみが付く形となりそうです。
LIXILタンクレスの特徴
LIXILタンクレスは、LIXILのSATISのSタイプとなります。
便ふたの自動開閉機能の有無で2万円の差があり、自動開閉機能無しで約12万円、自動開閉機能ありで約14万円となります。
TOTOの基本機能のうち、セフィオンテクトと同じような特徴を持つセラミックの便器を採用している他、フチ無し形状、お掃除リフトは同様の特徴を持っています。
便器の形状はネオレスト(TOTOハイブリッド)に近いものと感じますので、見た目重視で選択され、TOTOのきれい除菌水などの機能が不要であれば、こちらの選択肢はネオレストの半額程で導入できるため、有力候補となるかもしれません。
まとめ
ヘーベルハウスのトイレについて紹介いたしました。
基本的にTOTOのラインナップから選択することになりますが、形状と機能で十分な選択肢をカバーできていると思います。
また、便座以外に手洗いキャビネットやトイレ収納、紙巻器やタオル掛、手すりや化粧鏡などの選択が行なえますので、必要に応じてトイレをカスタマイズすることができます。
手洗いについては、カウンタータイプの手洗いを選択することもできますので、そのようなトイレを希望される場合は、予めトイレを1帖タイプではなくカウンタータイプを基本とした少し広めのトイレとして間取りを計画しておく必要があります。
個人的にはやはりネオレスト(TOTOハイブリッド)を入れたいと思っていましたが、ネオレスト(便器きれい)でなくても、セフィオンテクトによって十分これまでの便器に比べてきれいな状態を保てそうであることと、やはり諭吉さん20人程追加は痛手というのが大きいため、我が家ではローシルエット(タンク式)に落ち着きました。
どのような機能と予算で選択するかを最初に検討した上で、選択していくことが大事だと感じました。